イエスは、「最も小さい、最もあわれな者の一人にしたことは、私にしたことである。」(マタイ25章40節)と言っておられる。
ゆえに、貧しく、打ち捨てられた子どもを受ける者はまさにイエス・キリストご自身を受けることになる。
これこそ本会の第一の、そして主要な目的である。
-会の書より-
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
ニコラ・バレ生誕400年記念
幼きイエス会を創立したニコラ・バレは、1621年10月21日、フランスのアミアン市で生まれました。従って来年2021年は生誕400年の節目を迎えます。
そのため、会の長上は、今年の2020年10月21日から2021年10月21日の1年を「生誕400年記念の年」として祝うことを宣言しました。
「この1年を通して喜びと勇気をもって刷新と改心の旅に出るように」との主の招きに応えていきます。
〇ニコラ・バレは、どのような方だったのでしょう。
〇1659年、彼がフランスのルアンに派遣された時のことを紹介しましょう。
・・・・町に出かけるたびに目につくのは子供たち、親は働くのが精いっぱいで
子どものことなど かまってやれないのだ。
私は思った。
「食べ物や、着物が十分にないことはもちろん不幸だけれど、教育を受ける機会に恵まれないことも大きな不幸ではないか。
人間は、一人ひとり神に創られたのだから、神を知り 愛し 神に仕える喜びなしには、本当の幸せを味わうことができない。
子供たちがそれに気づき、人間の尊厳にふさわしく生きることが出来るように手伝ってやりたい…」
私の心は、この思いでいっぱいになった。
「子どもたちが 神に出会えるように助けることは、立派な教会を建てたり、祭壇を美しく飾ることよりも ずっと優れたことだ。
なぜならそれは子どもたちの心に霊的宮殿 生きた神殿を備えることだから…」
-ニコラ・バレの冊子より-
― 夜こそわが耀き ニコラバレの生涯 より ―